「グレイ」の中
2008年 08月 10日

和歌山にもじゃんじゃん横丁というところがあって、その中にある珈琲屋さんの「もくれん」さんが何だか好きだ。「カフェ」っていうような風情でもなく、昔からある喫茶店、というほども店主さまは老いていないのだけれども。珈琲屋さん、という感じ。
メニューは安くてビックリするが、珈琲もカレーもとても美味しい(全部試した訳ではないけれど)。それもまた、珈琲屋さん、という感じ。
しばらくして、待ち合わせの方がいらっしゃった。初対面ながらもその様子がおかしくてとても印象に残っている。くつろぐ気満々の横柄さとでもいうのかな、そんな空気と、初めてお店に足を運んだ人が持つ緊張した空気が混ざって、ちょっと挙動不審。
珈琲を飲みながら、ひとしきり「playa」の話をして、後は雑談。最近二極化している、とか、したたかに生きる、とか、そんな話。
待ち合わせの方が帰ってから、また珈琲を一杯。
黒か白か、じゃなくて、その迷いの中にあるものが面白い、という話だったかな、それは店主さまの言。
帰り際に、珈琲の話。
近くにある味、と思ってても凄く遠くにある味、何でもないやん、と思ってても、全然わからない、それが凄く面白い、というのは、店主さまの尊敬している珈琲屋さんの珈琲こと。
ふむふむ、と思いながらチューブの調子の悪い自転車を漕いでいたら、帰りの電車の中でタイヤが破裂。
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店主さまとは、「作り手が見えるのは面白いね」という話も。
最近はめっきり雑誌も買わなくなったけれども、アガサスは買おうかな、と思った。
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2008年9月13日(土)、二階堂和美さんを海辺の"Bagus"にお迎えして3回目の「playa」を開催します!皆様のご予約、ご来場を心よりお待ちしております♪
by mizutama375
| 2008-08-10 16:19
| 外出