わたぼうけ
2007年 07月 06日
これまた以前のことだけれど、洗濯物を取り込んでたたんでいたら、ハンカチにアメンボみたいな綿帽子がくっついていた。ほわほわしていて、とても可愛らしい様子なので、温かい気持ちと一緒に部屋に舞い込んで来てくれたように思えた。土に播くと、何が生えてくるのだろう。やっぱり蒲公英かしら。
土に播く、といえば、昨年、たくさん花を咲かせてくれた朝顔も、今年はバタバタとした状況が続いたので、昨年なった種の種植えはおろか、何のお手入れも出来なかった。放っておいたまんまなのに、先日、布団を干しにベランダに出ると、鉢の一つに緑の小さいのんが、芽を出していた。昨年の種がはぜて、そのまんま土に埋まって、そして、不意に芽を出してくれたのだろう。嬉しいやら申し訳ないやら。
一体、何色の朝顔を咲かせてくれるのだろう。昨年は、紅、白、濃い青、薄い青、と植えたので、どの種が芽を出してくれたのかわからないけれど、手入れもなく芽を出してくれたその強さ健気さに、昨年よりも愛おしさが増す。
朝顔の花言葉は、「固い約束」、と、「儚い恋」、とある。互いに逆向きと思える言葉が、この花に同居しているのか、と思うと、納得できるようなできないような・・・。まぁ、花言葉なんてこっぱずかしくって、「ふーん」って感じだけれど・・・・・・というところが意識してるってことなのか。
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タイトルは、昔、綿帽子のことを、何故だかこういう風に言っていたのを思い出したから。何だ、「わたぼうけ」って。
それにしても、花は勿論、種や芽の何と美しいことかねぇ。
ささやかだけれど、良いもの貰う日々。
by mizutama375
| 2007-07-06 01:59
| 雑記