クスクス/克服した日
2006年 07月 25日
今日は、「こここそが洒落吉(シャレキチ)なお店だ」と思ってやまない岸和田のLaboというお店が主催している料理教室に行って来た。
「料理教室に行っている」
というと、苦笑混じりな顔をされることが、ままあるが、ここの料理教室は、他の料理教室とはひと味違う。(とはいえ、他の料理教室には行ったことないのだけれど。)
まず、調理の課程において、役割分担制ではなく、全て自分で手を加えられる、ということ。たいていは、一つのテーブルに5人ないし10人がいて、各々に役割がふられ、全ての調理に携わることができない、とか。そうではなく、最初から最後まで関わり、胸を張って「自作料理!」といえるものを作れる、というのはとても楽しい。そして、後々の、その料理のフィードバック率も違ってくる。次は自分で作ろう、と思って、すぐに試すことができるようになるのだ。
そこがまず一つ。
そして、Laboというお店の洒落吉な料理を、自分でも作ることができるんじゃあないのか、という幻想をあっさり抱かせてくれるメニュー、ということ。
良くも悪くも田舎育ちな私は、盛りつけの良さなど驚くほど気にしない母親のもとで育ったためか、「趣味の良い料理」には、コンプレックスのようなものを抱いている。
それが、ここの料理教室で出来上がったものを見ていると、一気にセンスアップしたような気持ちになれるのだ。いや、実際、先生のセンスの良さに影響されて、うまくいってるんじゃないか、と思う。
で、今日のメニュー。
「クスクス」
料理教室で「クスクス」なんて、あまりないんじゃないのかな。普段の食卓に、頻繁にのぼるものでもなし。でも、こういった遊び心も、Laboならでは。
とても楽しみにして行ったのだが・・・・・・。
材料には、思いっきりトマトが鎮座していた。
小さい頃からどうしても食べられなくって大嫌いだった、「夏はやっぱりこの赤でしょ」とふんぞり返って自己主張しているように見える、あのトマト。一人暮らしを始めてから、ついぞトマトなんて買ったこともないし、まさか自分で調理するだなんて、思いもよらなかった。
トマトに包丁を入れる。
あの、独特の、青臭い匂い。
「せっかく作ったけれど、食べられるかなぁ・・・。まだ火を通したトマトは食べられなくもないけれど」と暗雲立ちこめる、私の脳。
ところが。
なかなかの出来ではないか!
味は・・・美味い!自画自賛も良いところなのは承知で、美味しいのだ。いや、私の腕とかっていうよりは、Laboの方のセンスの良さだと思う。その良さを他人にキチンと伝えられているところが凄い。
トマトの味の、私の一番苦手とするところも全然気にならず、むしろ美味しく、本当に美味しくいただけた。自分でトマトを調理して、自分で美味しく食べることができた。何か、乗り越えた気がした。
♪
そういえば「クスクス」といえば、昔、和歌山で「世界リゾート博」というものが開催されていて、そこで初めて口にした記憶がある。和歌山県下の学校は必ず遠足でそこに行かなければいけなかったのだ。その、「リゾート博」で食べた初めてのクスクスは、スパイシーで異国情緒に溢れ、あの独特のモソモソしたところにどうにも「異物感」を抱き、苦手な食べ物として認識していたままだった。いつか好きになるかもしれないけど、と思いながら今日まで来て、自分で作って自分で好きになれた。料理でこんな良い経験が出来るとは、思っていなかったな。
凄い!
♪
クスクスのお供によくあるという、「アリサ」という香辛料(?)。ヨーロッパ・アフリカ版のコチュジャン、といったところかな。そういえば、昔、辛いものも苦手で一切食べられなかったが、気が付けば好きなものになっていた。
夏はスパイシーなのがいいな。夏だし。
「料理教室に行っている」
というと、苦笑混じりな顔をされることが、ままあるが、ここの料理教室は、他の料理教室とはひと味違う。(とはいえ、他の料理教室には行ったことないのだけれど。)
まず、調理の課程において、役割分担制ではなく、全て自分で手を加えられる、ということ。たいていは、一つのテーブルに5人ないし10人がいて、各々に役割がふられ、全ての調理に携わることができない、とか。そうではなく、最初から最後まで関わり、胸を張って「自作料理!」といえるものを作れる、というのはとても楽しい。そして、後々の、その料理のフィードバック率も違ってくる。次は自分で作ろう、と思って、すぐに試すことができるようになるのだ。
そこがまず一つ。
そして、Laboというお店の洒落吉な料理を、自分でも作ることができるんじゃあないのか、という幻想をあっさり抱かせてくれるメニュー、ということ。
良くも悪くも田舎育ちな私は、盛りつけの良さなど驚くほど気にしない母親のもとで育ったためか、「趣味の良い料理」には、コンプレックスのようなものを抱いている。
それが、ここの料理教室で出来上がったものを見ていると、一気にセンスアップしたような気持ちになれるのだ。いや、実際、先生のセンスの良さに影響されて、うまくいってるんじゃないか、と思う。
で、今日のメニュー。
「クスクス」
料理教室で「クスクス」なんて、あまりないんじゃないのかな。普段の食卓に、頻繁にのぼるものでもなし。でも、こういった遊び心も、Laboならでは。
とても楽しみにして行ったのだが・・・・・・。
材料には、思いっきりトマトが鎮座していた。
小さい頃からどうしても食べられなくって大嫌いだった、「夏はやっぱりこの赤でしょ」とふんぞり返って自己主張しているように見える、あのトマト。一人暮らしを始めてから、ついぞトマトなんて買ったこともないし、まさか自分で調理するだなんて、思いもよらなかった。
トマトに包丁を入れる。
あの、独特の、青臭い匂い。
「せっかく作ったけれど、食べられるかなぁ・・・。まだ火を通したトマトは食べられなくもないけれど」と暗雲立ちこめる、私の脳。
ところが。
なかなかの出来ではないか!
味は・・・美味い!自画自賛も良いところなのは承知で、美味しいのだ。いや、私の腕とかっていうよりは、Laboの方のセンスの良さだと思う。その良さを他人にキチンと伝えられているところが凄い。
トマトの味の、私の一番苦手とするところも全然気にならず、むしろ美味しく、本当に美味しくいただけた。自分でトマトを調理して、自分で美味しく食べることができた。何か、乗り越えた気がした。
♪
そういえば「クスクス」といえば、昔、和歌山で「世界リゾート博」というものが開催されていて、そこで初めて口にした記憶がある。和歌山県下の学校は必ず遠足でそこに行かなければいけなかったのだ。その、「リゾート博」で食べた初めてのクスクスは、スパイシーで異国情緒に溢れ、あの独特のモソモソしたところにどうにも「異物感」を抱き、苦手な食べ物として認識していたままだった。いつか好きになるかもしれないけど、と思いながら今日まで来て、自分で作って自分で好きになれた。料理でこんな良い経験が出来るとは、思っていなかったな。
凄い!
♪
クスクスのお供によくあるという、「アリサ」という香辛料(?)。ヨーロッパ・アフリカ版のコチュジャン、といったところかな。そういえば、昔、辛いものも苦手で一切食べられなかったが、気が付けば好きなものになっていた。
夏はスパイシーなのがいいな。夏だし。
by mizutama375
| 2006-07-25 01:47
| 雑記