地震、その後
2006年 05月 16日
昨夜あった地震のおかげで、ほとんど眠れなかった。
建物の軋む「ピシィッ」という音は、本当に恐ろしく、揺れている時間も長く感じた。
地震にあった時、すぐに避難経路を考えるなりなんなりしないといけないのだけれど、
どうしても、身体が固まってしまう。
そして、何故か、手は必死で床を押さえているのだ。
揺れがおさまってから、
「お前ごときが一人で大地の怒りを鎮められるとでも思っているのかえ?」
と、まるで宮崎駿のアニメに出てきそうな老婆の口ぶりで、
一人突っ込んでいる自分がいる。
そんな余裕も、無事だからこそ。
私の部屋には、玄関のあたりに自転車が鎮座ましましている。
「地震が起きたら自転車のおかげで逃げ遅れは必至だね」
なんて言われるけれど、こればっかりは、外に置くわけにはいかない。
死なば諸共か、と、そろそろ覚悟を決めるか、放り出すか(でもそんなことできない)。
それにしても、こんな時、家族と離れて暮らしていると、
家族の事が気になって仕方ない。
かといって、実家に帰ったとて、
「寮にいる皆はどうなっただろうか」
と、これまた気になって仕方ないのだろうけれど。
by mizutama375
| 2006-05-16 00:32
| 雑記