*水玉舎の「水玉日記」です* 


by mizutama375
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求心力と波及力

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随分と遅くなってしまったけれど、去る5月20日、和歌山は西本ビルの3階「源's bar」での、Ettライヴについて。
本当は、もっと前に書くつもりで何度か投稿を試みるも、失敗が続き・・・でも再挑戦。2月もまたいでしまったけれど、私の中では今更感なんてない。きっと、あの日の素晴らしい余韻がまだまだ残っていて、時折ふわっと浮かび上がってきては、私を温かい気持ちにさせるからに違いない。





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移ろう時間と共に、徐々に雰囲気を変えていく場内。

「空っぽの朝」で、しっとりと、でも力強く始まる。この西本ビルの立方体の空間に、さゆりさんの声が響き、寄り添うようにギターも綺麗に響く。2曲目「誰」で、私はもう堪らず感涙。このまんま、泣き名曲路線で進むかと思いきや、「ある店主の唄」ときて、「歯磨きの唄」。やっぱり笑けてくる。客席からも笑いがくすくす笑いが起きる。既に、ほとんどがEttは初めてというお客さんの心を鷲掴みにしていた。ガッチリ鷲掴んだその心に、「6a.m.」、「太陽」、そして、「ほちほちと歩く」と名曲を注入。皆を惹きつけ、そしてじわじわと波のようにEttの良さを広げていく様子はもう、さすが何度も「初めての場所」を経験されてきたであろう、Ettの力強さを目の当たりにした瞬間だった。

休憩を挟む。vo.のさゆりさんが「音の響きが良くて唄っていて気持ちがいい」とおっしゃってくれた。そして、「初めにこの場所を見た瞬間から、きっと今日は良い時間になる、って予感がしたんです」とも。まだ第2部が後に控えているのに、私はもう感無量だった。あああ良かった〜、と。

第2部は、「楽しや汽車の旅」でスタート。「なのだソング」(カヴァー)、「かかし」、「柿の実」、「Lotus」と続き、終盤、私的ハイライト、越路吹雪のカヴァー曲「Try To Remember」。リハーサルで、さゆりさんの鼻歌が入り、それにkeiさんのギターが爪弾かれた瞬間に、たがの緩んでしまった、いや、たがが外れてしまった私の涙腺からは、どうしようもなく涙が流れるのだった。そして、最後は「山のてっぺん」で、力強く締める。退場は、さゆりさんがまるで妖精のように「唄おう、踊ろう」と唄い、踊りながら、ステージから客席を通り、会場を後にした。keiさんも、ギターを爪弾きながらのご退場。拍手は鳴りやまず、勿論のアンコール。

アンコールには、都々逸の上野茂都さんのカヴァー「飯の支度」。曲の紹介をされた時、客席から「俺、上野茂都と友達やで」と。何と、まぁ!声の主は、ちょうど西本ビル1階で展示をされていた陶芸作家の緒方敏明さんだった(ステージのEttのお二人の後ろにある四角い陶器も緒方さんの作品)。何でも、大学浪人時代のご友人で、今でもちょくちょく会われているとか。何というタイミング、何というご縁かしら。何とも趣深く始まった「飯の支度」。渋いなぁ、渋い。このEttのライヴチラシを作ってくれたAちゃんが「さゆりさんは、めちゃくちゃ可愛いのに、酔いどれのオッサンみたいな貫禄がシブイ」と言っていた。そう、本当に、めちゃくちゃ可愛くて間近で拝見したらば、ドキドキするほど可愛らしいのに、渋い。「飯の支度」も、絶妙。ああ、いいなぁ、と堪能しつつも、この後にまた一仕事。ライヴ6日後に控えたkeiさんのお誕生日祝い。リハ終了後に、さゆりさんに水を向けて貰えるように仕込みをしていたのだった。さゆりさんのピアニカで「Happy Birthday to You〜♪」と始めて貰い、私はプレゼントを持ってステージのkeiさんの前へ。「あれ?俺?」と、少々戸惑ってらっしゃったご様子だけれど、喜んで貰えたようで嬉しかった。仰々しくて、ライヴの流れを邪魔するようだったら嫌だな、とも思ったが、プレゼントは和歌山電鐵のいちご電車Tシャツ(ライヴ終了後、すぐに着替えてくれていて、本当にとても嬉しかった。妙にお似合いで、お可愛らしかった。)だったので、和歌山の皆さんから、という思いも込めて、敢えてお客さんの前で渡させて貰った。私がEttをとても好きになったきっかけの曲が「柳の手」という曲。短いけれど、とてもとても素敵な曲。それは、5月生まれのkeiさんが作られたのだった。Ettの初和歌山ライヴが5月で、しかも、keiさんのお誕生日の直前、ということで、何だかどうしてもお祝いをしたかったのだ。
そして、最後の曲は、勿論、「柳の手」。感無量の極みだった。これまで拝見拝聴したEttライヴの中で、一番素晴らしいと思った。

keiさんから、今回の和歌山ライヴのお話をいただいた時、さて、どこにEttのお二人に来ていただくか、と、しばらくうんうん考えた。いつもの私なら、一昨年、昨年、とイヴェントをさせていただいたビーチ・バーのBagusとなるのだが、今回は、ちょっと違った。この、古いコンクリートで囲まれた立方体の片隅で、ぽつねんと立っているEttのお二人のお姿が、妙に鮮やかに脳内に立ち上がった。理由はわからないけれど、ただ、あの空間の雰囲気や音の響きがEttに合う、と強く思えたのだった。そのヴィジョンがまるで現実にあるかのように思いながら、進めていて、それは脳内にある時より、現実に起きた方が、とてもとても素晴らしかった。全く、感無量だった。



何とか無事に終わったEtt初和歌山ライヴ。お客さんもたくさん来て下さって、本当にありがとうございました。遠くは東京や福岡からの参加希望表明などもいただき、さすがEttだな、と思うと同時に、心を込めて進めていれば遠くまで伝わるお手伝いもできるのだなぁ、と実感した瞬間でした。素敵な会場を貸して下さった源じろうさん、源's barの土井さん、どうもありがとうございました。いつも車を出して静かにがんばってくれるSちゃん、どうもありがとう。素敵なチラシを作ってくれ、何かと力を貸してくれたAちゃん、みかんロールも本当にどうもありがとう。音響機材を快く貸してくれたP君、本当にどうもありがとう。お店を早く閉めてかけつけて下さったJR和歌山駅前の素敵カフェ「カナカナ」のカナさん、色々と宣伝してくれたKさん、どうもありがとうございました。わざわざ足を運んで下さったお客様方は勿論、様々な形でお力を貸して下さった方々、他にもたくさんいらっしゃいますが、本当にどうもありがとうございました。そして、最後になりましたが、Ettのお二人には、和歌山まで足を運んで下さり、素敵なライヴをしていただいて、本当に、感謝です、ありがとうございました。特にギターのkeiさんには、ライヴのお話をいただいた時からこまめに連絡を下さり、私のしょーもない問い合わせにも丁寧にお答え下さり、とてもとてもありがたかったです。自身のいたらなさの実感したことも多々ありましたが、また、懲りずに和歌山でライヴをしていただけるととても嬉しく思います。

本当に、皆様、どうもありがとうございました!!!

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by mizutama375 | 2007-07-02 02:49 | 音楽